【ビア缶チキン絶品レシピ】前日に魔法の液に漬けるとうまさ倍増

調理時間:90分以下(漬け込み一晩)

見た目のインパクトとおいしさでバーベキューの主役になれるビア缶チキン。

普通に作ってもおいしいビア缶チキンですが、前日に誰でも簡単に作れるブライン液という魔法の液に漬けるとおいしさが倍増します。

今回はブライン液を使ったビア缶チキンのレシピを詳しく紹介します。

すばる

ブライン液にたった一晩漬けるだけで、ビックリするほどジューシーに仕上がるんです。

目次

ビア缶チキンはバーベキューが盛り上がる男の料理

ビア缶チキンはアメリカ生まれのバーベキューの定番料理。

本場のアメリカではBOTTLE BEER CHICKEN(ボトル ビア チキン)と呼ばれている人気メニューです。

半分くらい入ったビールの上から丸鶏をのせて炭火焼きにすると、内側はビールで蒸されてふっくらジューシー、外側の皮は炭火でパリッと焼き上がります。

できあがった姿はまるで鶏が座っているようでインパクト抜群!

作れば盛り上がること間違いなしのバーベキュー料理です。

ビア缶チキンのレシピ

ビア缶チキンはそれほど難しいレシピじゃないですし、材料も少なくてすむので初めての人でも作りやすいメニューと言えます。

ビア缶チキンの材料

ビア缶チキンの材料は基本的に丸鶏、ビール、スパイスの3つです。

ビア缶チキンの材料
  • 丸鶏:1羽(1.2〜2kgくらい)
  • ビール:350ml缶(使うのは半分くらい)
  • にんにくチューブ:チューブで出して7cmくらい
  • こしょう:適量
  • お好みのハーブ適量:タイム、バジル、ローズマリーなど
  • ブライン液:塩、砂糖(分量は後述)

丸鶏は人数によって大きさを変えたほうがいいですが、基本的に小さめを選びましょう。

理由としてはバーベキューをやると、他にもあれこれ食べたりするので結果的に大きい丸鶏を焼いても食べきれないことが多いです。

例えば、キャンプで夜にバーベキューをして、あまったら次の日の朝に鶏雑炊にするとかなら大きくてもいいかもしれませんね。

丸鶏の入手方法は、基本的にネットを利用するのが便利。

とくにamazonや楽天で探せば1000〜2000円程度で簡単に見つかりますし、大きさもある程度選べます。

スーパーや精肉店でも手に入る場合があるのですが、どちらかというと取り扱いがないことのほうが多いです。

それに取り扱っていても大きさを選べないこともありますし。

すばる

ぼくの場合は近隣のスーパーや精肉店10件以上に電話して、1件しか取り扱いがなかったです。

ビア缶チキンの下ごしらえ

楽天などのネットを利用して丸鶏を注文した場合は冷凍で届くので、解凍する時間も含めて2日前に届くようにしておいたほうがいいでしょう。

我が家の場合は1日で解凍して、前日に下ごしらえをするといった感じです。

届いた丸鶏は処理が完璧ではないことが多いです。

羽が残っていたらピンセットなどで抜いて、お腹のなかの赤い内臓部分は手で取っておきましょう。

首から先がついていたら包丁で切り落としたあと、丸鶏を水で中まできれいに洗います。

首を切り落として開いた部分は、爪楊枝などを使って塞ぎます(開いた部分が大きい場合はじゃがいもなどの野菜で塞ぐ)。

ここまでできたら前日にする下ごしらえの半分は終了です。

前日にブライン液に付けるとビア缶チキンが絶品になる

もし、ビア缶チキンの肉を肉汁が飛ぶほどのジューシーなものに仕上げたいならばブライン液に漬けましょう。

すばる

どうしても胸肉部分がパサつくのがイヤで見つけたのがコレ!

ブライン液とは水に対して、5%程度の塩と砂糖を加えた液体のことです。

このブライン液に肉を漬けると、肉が水分と塩分を溜め込んでジューシーさが抜群にアップします!

丸鶏1羽を漬け込むのに必要なブライン液はおよそ500ml。ブライン液の分量

  • 水:500ml
  • 塩:25g(大さじ1.5)
  • 砂糖:25g(大さじ2)

ブライン液の材料を混ぜ合わせます(※我が家はきび砂糖を使っているので、ちょっと茶色)。

もし、塩と砂糖がうまく溶けない場合は耐熱容器に入れてレンジで少し加熱しましょう。

そうするとうまく溶けます(この場合、丸鶏に漬けるのは冷めてから)。

ちなみに塩分濃度が5%を超えると、浸透圧の仕組みで逆に旨味や水分を丸鶏から奪ってしまうので必ず塩分濃度は5%以下にしてください。

あとは袋や容器に丸鶏とブライン液を入れてから冷蔵庫で一晩寝かせます。

常温だと雑菌が繁殖するので必ず冷蔵庫に入れることと、一度漬けたブライン液は再利用せずに捨てましょう。

すばる

ここまでできたら、うまいビア缶チキンができること間違いなし!

バーベキュー当日はブライン液から丸鶏を取り出して、クーラーボックスに入れて持っていきます。

ビア缶チキンの焼き方

ついにバーベキュー当日!

参加メンバーが集ったら、そっと丸鶏をクーラーボックスから取り出しましょう。

この時点で本日のヒーロー確定です!

「おぉぉぉ、丸鶏やー!」と驚きと賞賛の目を向けられます。

そして、丸鶏ににんにく、こしょう、ハーブ類をまんべんなく中まで擦り込みます。

あとは、肉を常温に戻すために外に出しておきます(虫が多い場合はうえにラップをかける)。

眼の前で豪快に準備している姿は、まさに男のバーベキュー料理といった感じです。

次にビールをセットします。

ビールは半分しか使わないので、半分までは飲んでしまいましょう。

ビール缶だけでもいいのですが、丸鶏を乗せたときに倒れるのが心配なのでぼくはビア缶チキン専用のビア缶スタンドを使っています。

あとは上から丸鶏を乗せてバーベキューコンロのうえにセットします。

火力は弱めの中火がおすすめ。

これより強い火力だと下の部分だけ焦げて、上や中に火が通らないことも。

また、焦げるのを防ぐためにぼくはアルミホイルを敷いています。

うえにかぶせるのはユニフレームのインスタントスモーカー。

燻製を作るのに使っていて、ビア缶チキンにもちょうどいいので使っています。

内側はこんな感じ。

ちなみに2kgを超える丸鶏だと収まらない可能性があります。

大きい場合は写真のようにバケツを使うのもありですね。

13インチの金属バケツを使えば丸鶏の上の部分がくっつく心配もなくビア缶チキンが作れます。

もし、13インチのバケツでも丸鶏の上がくっついてしまう場合は、バケツの下に石やレンガなどを置いて高さ調節をしてください。

丸鶏のレシピで植木鉢を使うものもあるのですが、植木鉢は大きくて保管や持ち運びに不便なのであまりおすすめはできません。

インスタントスモーカーをかぶせて1時間ほど待つとビア缶チキンの完成です!

中まで火が通っているかは竹串を胸の部分にさして、赤い肉汁が出てこなければOK。

ビア缶チキンをむさぼり尽くす!

ビア缶チキンの粗熱がとれたら、ビール缶から丸鶏をスポッと引っこ抜いて切り分けます。

あまり熱いうちに切ると肉汁が流れてしまうので、少し待ってから切るのが美味しく食べるコツ!

切り分け方は日本ハムのローストチキンの切り分け方が分かりやすくて参考になります。

切り分けながら、もも肉、胸肉、手羽先、ささみを解説するとグッと本格度が上がります。

すばる

いちばんおいしいのはもも肉なので、その日のメインの人や好きな子にあげると◎!

できあがったビア缶チキンを一口かじると、ブライン液のおかげでめちゃくちゃジューシー!

そして、塩味もいい感じにきいていて、鶏肉の旨味を引き出すちょうどいい味付け。

また、パサつきがちな胸肉もしっとり仕上がっています。

皮もパリッとしていて、食べる手が止まりません。

うまい、うますぎるぞビア缶チキン。

味に飽きたらトマトソースディップで味を変える

ビア缶チキンはそれだけでも十分においしいのですが、量が多くなると味に飽きることも。

そもそもビア缶チキンの前にバーベキューで肉を食べている場合が多いので、肉の味に飽きやすくなっています。

そんなときにおすすめなのが簡単にできるトマトソースディップ。

作り方はすっごく簡単。

  • トマトピューレ:50ml
  • 塩:ひとつまみ
  • にんにくチューブ:チューブで出して2cmくらい
  • こしょう:少々
  • オリーブオイル:大さじ1
  • パセリ:あれば少々

小さめの鍋やシェラカップに材料を全て入れて混ぜ合わせたら、バーベキューコンロで温めるだけでできあがり。

ビア缶チキンをトマトソースにつけて食べると、トマトのさわやかな酸味がチキンの旨味をさらに引き出してくれて「無限に食べられるのではないか!?」と思うほど。

肉の味に飽きそうなときはトマトソースディップを試してみてください。

補足:ビア缶チキンはオーブンでもおいしくできる

ビア缶チキンはオーブンでも作れちゃいます。

むしろオーブンのほうが火力の調節の失敗がないので簡単かも。

200度に温めたオーブンにビア缶チキンをセットして、200度で30分ほど焼いたら一度取り出します。

ここがバーベキューで作るときと少し違うポイントなのですが、ハケやキッチンペーパーでオリーブオイルをビア缶チキンの表面にまんべんなく塗ります。

こうすることで、よりいっそう皮がパリッと仕上がります。

オリーブオイルを塗ったら、またオーブンに入れて200度でさらに30分。

大きさによって時間は前後するので、注意してビア缶チキンを見てあげてください。

そして、できあがったのがコチラ!

皮がパリッと仕上がって、これぞビア缶チキンって感じですね。

さすがに何度も作っているで、丸鶏の切り分けもうまくなりました(笑)。

味は炭火で作ったときと同じくらいジューシーでおいしいですが、皮のパリパリ感はオーブンで作ったほうが上ですね。

機械(オーブン)の力は偉大ですわ。

でも、バーベキューで作るビア缶チキンは作る工程が楽しいですし、ワクワク感があるから、バーベキューでもオーブンでもどっちもありですね。

まとめ

今回はブライン液を使ったビア缶チキンの作り方を紹介しました。

ビア缶チキンは見た目のインパクトとおいしさともにピカイチなので、バーベキューの主役になれる料理です。

バーベキューで作れば、普通のバーベキューが思い出に残るバーベキューに変わります。

また、ビア缶チキンを作るときは前の日にブライン液に漬けるだけで、驚くほどジューシーに仕上がるのでぜひ試してみてほしいですね。

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